こんにちは!
お出かけしようと思ったら鍵を妹に持っていかれ、家に閉じ込められてしまったにゃいこです(涙
美容室行きたかったのに。。。
そんなことはさておき、
今回は私がイギリスのYMSビザ申請時に実際にやってしまった【失敗談】をお話しします。
抽選でなく先着順だったあの頃
私が初めてYMSビザ(Youth Mobility Scheme)を申請したのは2010年のことでした。
そのころ既にイギリスのワーホリに人気が出ていたものの、今ほどではありませんでした。
その理由はというと、まだ格安の語学学校があった時代で、いわゆるビザ取り学校と呼ばれるものがたくさん存在していたからだと思われます。
安いところで1年間の語学学校費用が20〜40万円ほど(当時の価格)。学校に行くのは週1〜2日(週5のところも有り)。まだ学生ビザでも週に20時間程度働くことも許されていました。
しかし2005年に同時多発テロが起きた後、イギリスに入国する外国人に対して厳しい規制がかかりはじめます。学生ビザでは思う様に働けなくなってしまったのです。
そういったことから一度ビザを取得すれば就労も就学も自由に行えるYMSビザに人気の火がつきました。
そもそも先着順とは?
先着順ってどうやって申請してたの?って思いますよね。
以前はこのようになっていました。
①10〜12月頃、翌年度の募集概要がイギリス大使館の公式HPから発表される
↓
②1月頃〜 大使館にYMSビザ申請書類を提出するための時間を英国ビザ申請センターのHPから予約する
↓
③予約をした日に英国ビザ申請センターに行き書類を提出
↓
④ビザの発給を待つ
この②の「書類提出のために時間を予約すること」と「書類の提出」が先着順だったのです。
私の覚えている範囲では年明けから申請予約を受け付けていて、この予約さえ取れてしまえば余程のことがない限りはビザは取れたようなもの!だったのがこの頃の申請方法でした。
ビザ申請の予約が取れた!!
私は初めてのビザ申請だったこともあり、不安も多かったので一般社団法人のワーキングホリデー協会に加入しセミナーを受けたり色々なことを教わっていました。
7年前はまだ今ほど人気ではなかったので、相談に乗ってくださった方も「1月中に申請の予約が取れていれば大丈夫だと思う」というようなことを言っていらっしゃた覚えがあります。
そこで1月、年が明けたころにビザ申請の予約をしました!
私はなんとなくですが自分の誕生日の日にちが19日だったので、1月19日を選択し、予約はすんなり取れました。ビザの必要書類もバッチリそろい、あとは大使館に行くだけ!
その日をまだかまだかと待っていたのです。
予想外の展開!!YMSビザの申請が打ち切りに?!
この事件は忘れもしませんww
申請の予約日を明日に控えた1月18日、その頃SNSで一番よく利用されていたmixiのイギリスワーホリのコミュニティをチェックしていました。そこにはいつビザを申請して、何日後に発給された、とかリアルな内容が書かれていたのです。
その日、たまたまそのコミュニティの掲示板を見ていたところ、信じられない書き込みを目にします。
「2010年度はもう既に1000人に達して申請が打ち切りになったらしいぞ。」
仕事帰りの電車の中でこの書き込みを見たとき、まだ事実と分かったわけじゃないと思いながらもショックで震えている自分がいました。嘘であってほしい、と願うばかり。
急ぎ足で家に帰り、パソコンを開く。
イギリス大使館の公式HPをチェックする。
するとそこには・・・・・
「2010年度のYMSビザの発給数は定員に達しました。」
と書いてあり、これ以降のビザ申請は不可となります、といったようなことが書かれていました。
衝撃。
え?なにこれ、どーすんの?今までお金貯めて準備も頑張ってきたのにイギリスいけないの?と頭が真っ白になる。
変な動機がする。涙が出てくる。
でもこのまま引き下がるなんてできない!と思った私は、一か八か書類を持ってビザ申請センター行くことを決意します。
ビザ申請センター、突撃訪問!
居ても立っても居られなかった私は1月19日、申請の予約をした時間に書類を持ってJR新橋駅近くの英国ビザ申請センターを訪れます。
もしかして、という変な期待と、入れてもらえるのだろうかという不安、ドキドキ。複雑な気持ちが入り混じります。
エレベーターから降り、入口に近づくと警備員が立っていました。
「申請予約の用紙を見せてください。」
用紙を差し出す私。
「残念ですが、こちらのビザの申請は今年度は終了しています。」
( ;_; )...ですよね...
不憫に思った警備員さんが
「他のビザもありますので、お話しだけでも聞いて行かれますか?」
と声をかけて下さる。
せっかくのご厚意だと思い、一応話だけでも聞いてみたものの気分は全く盛り上がらず。ダメなものはダメなのでした。
あと1日早かったらビザを申請できていたかもしれないのに、と思うと悔しくて悔しくて、涙しか出てきませんでした。19日を選んだばかりに...ね。
神様っていじわるだなぁ、なんてことを考えていました。
そんなのを覆す、奇跡の出会い
こうしていても仕方がないので帰ろうとエレベーターに乗ると、1人の男性が一緒に乗り込んできました。
すると、
「何かあったんですか?」
と声をかけられる。
「実はYMSビザの申請が今日だったんですけど、昨日で定員に達してしまって。でも諦めきれずにここまで来てしまいました。」
と私が言うと、
「そうだったんだ!今年は思いがけなく定員になるのが早かったみたいだね。すごく悲しそうな顔してたから思わず声かけちゃったよ。イギリスで何がしたかったの?」
「美容師の仕事をしていたので、イギリスで働いてみたいなって思っていたんです。」
「マジで?!僕も美容師なんだよね!今はフリーでやってるけど。」
そういうと彼は名刺を差し出し、私に手渡します。
「僕Londonにいるからもし来ることがあったら連絡してよ!今アシスタント探しててさ。YMSじゃなくても学生でもいけるし、もし僕で良ければなんでも聞いてね!」
じゃぁね〜、と言って彼は帰っていきました。
捨てる神あれば拾う神あり。
When one door shuts,another door opens.
今もLondonでヘアスタイリストとして第一線で活躍されているTさん。
その彼のひと言で一気に引き上げられた気がしました。
私はこの後「語学留学」に切り替え、半年間イギリスに行くことを決めます。
そして実際Tさんの元でアシスタントとして付かせて頂くことになるのです!
まとめ
以上、私の身に起こった【しくじり体験談】でした。
今でこそ笑い話で、早く申請の予約取ればよかったやん!って言えますが、その時はもう本当に必死だったのです。
これからイギリスに行こうとされている方なら分かってくださるはず!
また抽選にもれてしまった方も分かってくださるはず!
その時は落ち込むかもしれないし、この世の終わりみたいに感じるかもしれません。(私がそうだったのでw)
でも他にも方法はきっとあります!
抽選にもれて落ち込んでいる方も「こんな人もいるんだな」と思って元気を出してもらえたらいいなって思います☆
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にゃいこ